知らない季語に触れる

さて、次のブツは、いったいなんでしょう。

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白い薄手の絹地の中に、ぼんやりと黄色いものが見えます……

ヒントは季語。

毎週第1・第3土曜日の午後は、日テレの「言葉の寺子屋」講座。講師の未知子さんが、いろんな季語の実物をもってきて見せてくださるのだけど、そのうちのひとつ。
未知子さんは、選者をつとめるNHK俳句の番組の中でも、砧や蠅捕り、ねんねこなど、昔懐かしく最近ではお見かけしなくなった季語(私なんて生活の中にはまったくなかったですね)を、次々と紹介してくださるんですよねえ。

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これが中身です。
菊の花びらですね……さて、おわかりでしょうか……

そうです、菊枕です!
これで「おおー、あの菊枕か」となる人もいれば「ん?なに?」となる人もあるでしょう。
私もこれ、俳句はじめるまでは知らんかった……。なんでも、干した菊の花びらを中身にして作った枕で、頭痛が治ったり、目に効いたりするらしく、邪気を払って不老長寿を得ることができると考えられていました。秋の季語です。

未知子さん、絹のストールを切って縫って、菊を蒸して数日間天日干しして、自作したのだそうだ。
まさに久女の、ちなみぬふ陶淵明の菊枕。