しんまいは新米にあらず(紗希ブログ)

10月最後の連休で、長野県は姥捨に行ってきました。
信濃毎日新聞の「信毎こども記者クラブ」の企画で、
小学生の子ども記者さんたちと、棚田を歩いて吟行に。

雨でしたが、俳人は、雨という悪天候もプラスにかえるガッツがあるんだよ、
という話をして、傘を右手、メモを左手に出発。
柿のしずくをじいっと見つめ、刈り取られた棚田の先にひろがる街を見下ろし、
それぞれが「これ」と思うものを、しっかり詠んでくれました。

ちょっとだけご紹介。

秋のくも巣を光らせる大つぶの雨  優希

かきのえだのしたたるしずくに私の顔  理恩

かきの色きっと夕日の落とし物  愉井

枯れ葉ふむ雨にぬれつつ山を見る  侑

書いてもらった短冊を並べて、プチ句会。
作るだけでなく、選んで感想を言うのが面白い、と
子ども記者さんたちが口ぐちに言ってくれたのが、嬉しかったな。

信濃毎日新聞では、フォト×俳句 にも力を入れています。(地域活動部ブログ
個人的には、この新聞のキャラクター、なーのちゃんがかわいくて好きです(そこかい)。

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○堀本裕樹さんにゲストで呼んでいただいた、観客参加型ライブ句会「Haiku Bar」、
席が埋まりつつあるようです。
「冬の星」という題にちなんで、私も、ミニプラネタリウムなぞ持参します。
このスリースレッドというBarは、カレーが美味しいそうなので、
それを食べついでに俳句も、というくらいのノリで、ぜひ。

○年末、12月23日(金・祝)、「俳コレ竟宴」にパネリストとして参加します。
場所は市ヶ谷、13:00~。

第一部 詠むと読むのあいだで 対談:神野紗希×佐藤文香

高校時代から、もう長い付き合いになるけど、
そういえば、あんまり二人でこういう場で話するってことなかったよね、
と、昨日も電話でしゃべったのでした。
「俳コレ」、そして現在の俳句を見据えて、ふたり、本音で語り合おうと思ってます。

○それから、11月22日18:30~、
松山は道後、レグレットカフェにて、「あるね句会」やります。
今回のスイーツは、栗きんとん(地元・城川栗をていねいに練り上げました)。
初めての方でも作句のアドバイスさせていただきますのでお気軽に。

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スピカの本も、なんとかいまのところ、発送作業など順調に。
いやー、一冊つくるだけで、大仕事やった。
全国の結社を運営してるみなさんは、これ、毎月やってるんですよね?!
(頭があがりません・・・)