句集『光まみれの蜂』出来そうです。

昨年から準備していた句集が、ようやく形になりました!10年間の作品を、一冊にまとめました。

『光まみれの蜂』(角川書店・2012年4月) ¥1500(税込¥1575)

とはいっても、写真は見本で、まだこれから印刷なのです。4月26日に書店に配本予定です。
写真の左がわが、鞘です。帯のかわりで、右側の本体をそっくり覆うようなかんじになります。
鞘を取り外せば、パッとイラストが見えるように出来ています。

書棚に置くと、背表紙はこんなかんじです。

装丁は角川書店の鈴木久美さん、印象的な本にしてもらって、とても嬉しい。
たくさん相談にのっていただきました。
というか、ほとんどビジョンのなかったわたしの重たいお尻を、そっと下から持ち上げて、
すてきな椅子に乗っけてくださったような、そんな感じです。

そして、イラストは中島梨絵さんにお願いして、句集のために新しい絵を書いていただきました。
「黄色」と「うさぎ」でなにかお願いします、というあまりにざっくりとした注文を、
こんな素敵な絵にしてくださいました。プロはすごいです。

書店には4月26日配本とのこと。いまのところ、取り扱い書店は、以下です。

新宿 紀伊国屋書店

池袋 ジュンク堂書店

東京 八重洲ブックセンター

愛媛県松山市 ジュンク堂書店

amazonでも買えます(こちらは、書店配本より少し遅れるかもしれません、とのこと)

銀座の小料理屋 卯波 にも置かせていただく予定です。(こちらは5月1日から)

また、スピカ「スピカのお店」のページでも、予約受け付けています。こちらは、せっかくなので揮毫させていただこうかと。

スピカのお店 神野紗希『光まみれの蜂』

手にとっていただけると、とても嬉しいです。

********************************

さて、先週末は、月に一度の、松山への帰省。
あるね句会の特別バージョン、道後でお花見句会をかましてきました。

桜はまだまだかな、なんて言っていたのですが、前日からちらほらと咲き始め、当日は三分咲き。
句会をしているあいだにも、どんどん開いていったんじゃないかな。

お弁当とはいえないほど、豪華なお花見弁当。
日本料理店「道後椿倶楽部」の料理長・恵さんがつくってくださいました。
土筆、ほうれんそう、さわら、たけのこ、空豆…
おいしいだけでなく、春の訪れを、目で舌で感じることのできるお膳でした。

しかも、なんと、野点という趣向。
椿倶楽部の店長・あゆみさんが、茶碗と茶筅を用意してくださり、各自でお抹茶をたてることに。
恥ずかしながら初体験のわたしは、ひとの三倍くらい時間がかかってしまったことでした。
お膳のなかの桜餅(西岡菓子舗さんのでした)で、お抹茶をいただく。

そのあと、豪華なお弁当を食べながら、その場で俳句シンキングタイム。
花見や桜で2句ずつ出してもらったあとは、ボードに貼って、句会開始。

句会では、まず無記名の俳句を出してもらいます。それを、ボードに全員分貼りました。
誰の作品かわからない状態で、今度は、みんなが選ぶ側にまわります。
自分の作品以外で、気に入った俳句に票を投じます。
ひとり、持ち点3句。3枚のうさぎシールが渡されています。
どうです、句を選ぶときの、みなさんのこの真剣な表情。

票が入り終わったら、あとは、点の入った句から順番に感想をいいあって、
作者の名前を明かしていきます。
吟行句会でも、句会部分はどこかの喫茶店や会議室を借りることが多いですが、
この日は、句会まですべて、桜の下で。
隣のバーベキューの焼き肉のかおりや、木にのぼっちゃうお兄さんも含めて、お花見なんだなって、改めて。

あるねのブログ つばき日誌でも、この日の記事があがってます。

お花見の写真は、上記のブログも書き、俳句スイーツもろもろのデザイン・プロデュースしてくださっているデザイナーのともこさんからいただきました。

今日、ふらりと駅前に出かけたら、東京ももう、桜が咲いていますね!
うかうかしていると散ってしまいますなこれは。
明日あたり、井の頭公園をふらふらしているかもしれません。

One thought on “句集『光まみれの蜂』出来そうです。

Comments are closed.