2016年5月1日2016年5月1日 「止めに行かむ」 江渡華子 あの夏の川の流れを止めに行かむ 薫風や鼻に触れれば眼を閉ぢて 初夏の海を抱きぬ赤子の眼 躑躅咲く娘の背丈ほどの位置 泣き声のだんだん遠く夏の夢 花水木言葉を覚えては歌ふ 鼻すこし低しやサングラスをかけて
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