2016年12月6日

狼に要無しの国滅びけり

%ef%bc%91%ef%bc%92%e6%9c%88%ef%bc%96%e6%97%a5%e9%87%a7%e8%b7%af%e6%b9%bf%e5%8e%9f

最近のお気に入りは釧路湿原1泊2日弾丸マイレージひとり吟行。
羽田発7時45分到着9時25分、帰宅は翌日の釧路空港19時10分発である。
初めていったのは2月の氷点下20度のころ。
ひとり空港からバスで釧路駅へ。
そこから電車にのり頼んであった案内人と釧路湿原の中を遊ぶ。
夕方はがんばって2時間氷点下の中をうろつく。
集団で横切る鹿はこころなしか大きく見え、
丹頂鶴もふと気が付くと目の前を横切っていたりする。

2度目にいったのは6月。
釧路湿原の中を漕ぐカヌーからの丹頂鶴の親子の写真。
ほら、俳句より写真が上手なんですよ、わたし。
この日の宿は牧場。どうやら村が経営しているらしく
晩御飯はなんと1000円。外には道産子が草を食んでいる。
道産子は寒い時期でも馬小屋に入ることなくすごすそう。
翌日はそんな道産子の1日トレッキングに申し込んでいたのだ。
最初こそロープで馬は繋がれて歩くのだが、途中から
単独で馬が歩く、そしてなんと走る。素人を乗せて走るのだ。
指導者曰く、『馬は馬鹿じゃありませんから道は外れません』
いや、乗っている私がお馬鹿さんなんですが……
そうやって釧路湿原の小高い山の上まで馬で登っていくのだった。
でもね、この馬って奴は乗っているときに、俳句が浮かぼうが
メモひとつとれるわけでもなく
せっかくキタキツネが顔を出した瞬間を目撃しても
写真を撮れるわけでもなく、ただ黙々と馬を歩かせていかねばならないのだった。

次回は2月の道産子一日トレッキングに挑戦する予定。
これも俳句のため!(ということにしておく)