2017年7月8日

シャツで拭くトマトや無人販売所

いまも毎日眠いけど、高校生の頃も、朝は特に眠かった。一緒に登校していた学年がひとつ上の姉に「眠い」と言ったら「片目ずつ寝たら?」と言われたので「イルカか」とツッコミを入れた。
テスト期間中は右手を酷使する。もともとペンの持ち方が悪いせいもあって、右手がすぐに痛くなった。右手がどうしても痛いときは、左手にお箸を持って食べていた。そのほうが脳にもいいんじゃないかと思っていた。手が痛くて、テストの日に化粧水を含ませる用のコットンを右手の小指に巻いて輪ゴムで止めていたことがある。その日は雨だったため、登校中にコットンは雨水をよく吸い込んだ。薄茶色の解答用紙を濡らしてしまって、濡れた部分が乾くまで他の問題をやることにした。
高校がすきだった。誕生日が3月24日で、小学校から中学2年まで、誕生日プレゼントが3学期の通知表だった私に合格をくれた、高校をすきになった。

『大人ドロップ』(2014,原作 樋口直哉,脚本・監督 飯塚建)を観ると、高校時代の割とどうでもいい出来事を思い出す。
主人公はは池松壮亮だが、その親友の役の前野朋哉がいい。冴えない親友の恋に主人公が協力したり、引っ越した女の子に会いに行ったりする青春ロードムービーである。