2011年9月3日

  カイザー
帝王切開の痕に台風触れゆけり

娘は妊娠中、逆子が最後までなおらず、帝王切開での出産となりました。(ちなみに息子の時は微弱陣痛→陣痛促進剤→最後は吸引分娩で入院から37時間というものでした。)
手術なんて生まれて初めてー、帝王切開句作ろう、なんて意気込んでいたけれども、結局いざ、となると、緊張と恐怖とでそれどころではありませんでした。甘かった…。手術後、麻酔の効いた身体で丸一日ベッドにいた時に、改めて自分が受けたのは「手術」だ
ったんだなあ、と思いました。

ちなみに、手術前、看護師さんたちから「先生は本当にきれいに縫合してくれるよ!」と言われ、手術後は痕を見て「きれい、きれい!」と言われていたのですが、他の帝王切開の痕を見たことが無いため、せっかくの先生のきれいな縫合がどのくらいきれいなのか
わからないままです。

産んで半年、天気が悪くなると帝王切開の痕がちくちく傷みます。その度に手術室で初めて娘に対面したときのこと、手術のことを思い出すのです。


(↑娘の生まれた日の写真)