2012年1月24日

放送禁止用語を鶯が叫ぶ

杉本一文が表紙を手がけていた角川文庫の横溝正史本を何か上げておきたいところだが、とりあえず有名どころで『獄門島』にしておく。俳句による見立て殺人の話でもあることだし。
もっとも杉本一文が手がけた表紙に限ってもバージョン違いが幾つかあるらしく、『獄門島』の場合、この装幀は3番目にあたるらしい(詳しくはこちらのHPを参照http://www5d.biglobe.ne.jp/~mixed_up/yokomizo_gara_index.htm)。

句中の「放送禁止用語」が何を指すかについては、ネタばれを気にしない人はWikipedia「獄門島」の、「解説」の6段落目を見てみてください。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%8D%84%E9%96%80%E5%B3%B6

ところでspicaでこの連載を担当してくれているのが野口る理さんなのだが、怖い表紙がダメだったらしく、小2の冬に親の本棚で横溝作品を見つけ、恐ろしさのあまり親不信に陥ったという。
る理さん、すみません。


*横溝正史『獄門島』角川文庫・1971年