2012年9月2日

可も不可もなき水着なり買うべきか

8月某日、沖縄への出発前夜。電子辞書、歳時記、おみやげ、ドライヤーや下着…。荷造りの確認をしながら、テレビの天気予報を眺める。「…大型で強い台風15号は、○○日に沖縄本島へ上陸、非常に強い雨風が予想されます…」どうやら、季節外れの超大型台風が、旅程を直撃しそうなのだ。

その日の昼には、『俳句in沖縄』の実行委員会、金城さんから電話。出られなかった留守電には「台風接近のため、二日間予定していた全行程を繰り上げて、明日一日で行います」との変更のお知らせが。一日といっても、私たちが那覇空港に着くのは14:00前。正確には、半日に凝縮されることになる。会場の外だけではなく、中にも嵐が吹き荒れそうなスケジュールだ。

天気が悪いなら日傘は使わないだろうと、荷物から取り出す。水着も機会がないだろうな…と思いつつ、こちらはあきらめきれずに荷の底へこっそり忍ばせて行くことにした。もう、泳ぐとか泳がないとかじゃない、これは気分の問題。沖縄に水着を携えていく、この事実が大切なのだ。ほら、水着って、嵩張らないし。