アップルジュース喉に冷たし機上に詠む
迎えた『俳句in沖縄』当日。朝7:00に家を出て、羽田空港へ。
飛行機に乗って、伊丹十三の『ヨーロッパ退屈日記』などごそごそ取り出していたら、向こうから開成高校の俳句部の男の子たち3人と、顧問の佐藤郁良さんが。「やあやあ、紗希さんも沖縄来るんだったんだ!」開成高校は、俳句甲子園常勝校として、この八年間、毎年『俳句in沖縄』に招待されているのだという。
生徒たちが窓際の連席に、私と郁良さんが通路に挟まれた席に並んで座る。
「今朝、いきなり『兼題〈台風〉で一句ずつ作ってきてください』って連絡あってさ、今作ってるところなんだよ」と郁良さん。スケジュール変更に伴う追加投句の必要が出てきたらしい。男子3人は、外の景色を見るのもそこそこに、ルーズリーフ用紙に俳句を書きつけている。首を伸ばして盗み見ると、すでに各自10句は出来上がっているようだ。もちろん、本番で使うのは1句のみ。