2012年9月12日

秋風やドラゴンフルーツ雲の味

沖縄滞在2日目は、開成高校の引率・郁良さんと生徒3人、それから『俳句in沖縄』を手伝っていた首里高校出身の大学生2人と、沖縄観光へ。「3人は沖縄はじめてだから、見るべきものはできるだけ見せてあげたい」と郁良さん。台風が近づいているので空も雲も風も不穏な雰囲気だが、まだ今のところは晴れている。数日前の予報ではこの日に本島を直撃するはずだった台風、かなりのんびり屋らしい。ゆっくり近づいてくる台風を、ニュースで「自転車を漕ぐ早さで」と表現するのをよく聞くが、ついつい台風くんとでも呼ぶべきキャラクターが自転車を漕いでいるイラストを思い浮かべてしまうのは私だけ?

朝9:00にホテルのロビーに集合して、向かうは公設市場。商店街の入口に構える青果店の店頭には、マンゴーやパイナップルといったスタンダードな果物や、ドラゴンフルーツやスターフルーツといった珍しい果物が並んでいる。お店のお姉さんが「いま食べられるよう、切ってあげますよ」というので、ドラゴンフルーツをカットしてもらう。ショッキングピンクの果皮は、名前のとおり龍の鱗のようにとげとげしている。刃をいれると、中の果肉は雲のような色で、黒い小さな種がスイカバーのチョコレートのように並んでいる。食べたことがないという開成の子たちにすすめると、順番を譲り合いつつ、おそるおそる口にする。「どう?」と聞くと「なるほど~」という返答。食べてみると、たしかに「なるほど~」という味だ。なんというか、味のしない無花果のような感じである。水分たっぷりで甘さが控えめなのだ。

砂浜で海を見ながら、喉からからのときに汗かきながら啜ると、きっとたまらないんだろうな、という味だった。