音楽やひかり飛びゐる雲の時間   高屋窓秋

「音楽」「ひかり」「雲」「時間」。
とらえどころのないモチーフが織りなす句の世界は、明るくもどこか切ない。
窓秋が作句をはじめてから45年程経った昭和45年の作であるが、それは今から45年前でもある。
今なお古びない、むしろ新しさすら感じられる一句。

『高屋窓秋俳句集成』(沖積舎、2002)より。

第140回現代俳句協会青年部勉強会 「読み直す新興俳句 何が新しかったのか ①高屋窓秋」