2006.2.26角川書店発行
山田弘子句集『残心』
近所に可愛い飼犬がいて、僕を見つけるたびに立ち上がり窓をカリカリしながらワンワン吠えていたのですが、最近全く吠えなくなりました。
シラーっとした目でちらっと僕を見ては視線を外すようになりました。なんだか寂しい…。尻尾をふって吠えたりして欲しいなと。
あぁ、犬とか触りたい。この頃、犬猫、鯉、烏、燕あたりが愛しい、どうした事か…。
何やろっかな、あ、山田弘子さんやります、僕好きなんです。『残心』を読んでいきましょ。
宝石店覗いてをれば春の雷
買おうかしらん(ピシャーン←春の雷)
豪快に切りて二人のメロンの夜
まさか半分…?
髪洗ひさらり忘れしなんて嘘
大人だって繊細です、というより大人の方が辛い事多いと思います。
リハビリのメニューの昼寝怠らず
明るいリハビリ。昔映画のポニョを見た時おばあちゃんが走っている姿に号泣しました、なぜだろう…。
船すこし遅れるといふ日向ぼこ
三分遅れぐらいで舌打ちしてはいけない、東京の電車は異常です。土佐は40分に一回ぐらいしか電車来なかったもん。
京の底冷とはこんなものじやない
じやないぞ
浮かれ猫美貌にものを言はせけり
餌も高いぞ
みよし野の花の残心辿らばや
花の残心という言葉が気になっている、吉野でぼーっと歩くという贅沢をぜひやってみたい。この句はどんな風にできたんだろう、句集名にふさわしい句。
島ぢゆうが毛虫王国なりしかな
いやん
涅槃図に紛れ込んだる絵解僧
とても僕の好きなタイプの句。絵解僧って素敵な言葉、飽きのきにくい一句ではないでしょうか。
どらやきの大きなどの字あたたかし
なんだか粒餡の粒も大きそうで良い。僕は粒餡のが好きです。
蛞蝓の昨日を歩きゐるやうな
うじうじウニョウニョと、よく見たら案外と楽しそうな気がする。
司書ひとりこほろぎのごとキーを打つ
黙々と、はい、仕事なので
酔うたふりして出す話年忘
「僕の俳句のどれがどう好き?」←ダメな酔ったふり
年玉のやうな少女のゐる句会
これ大好きな句、そうか『残心』に入ってたんですね。少女が可愛く輝いています。飴とかあげたい。
はい、そんじゃまた来週。「きりんの家」も見てねん。
ばーい