大晦日だよ、きりんさん

いやぁ、どうもどうも、なんて言うか、こう、ね、今年も終わりますなー、ねぇ、終わるね、タハハのハ。

と何の考えもなく書き始めましたが、今年のきりんのへやでも振り返ってみますかね、うん、それやろう。

…あ、ここにきて大きな問題が…、この原稿はスマホ(ナウい響きだぜ)で書いてるんですが、僕自身がスマホでしかきりんのへやを見れないため、読み返しながら書く、という作業ができない…、外は寒いのでネットカフェに行くのは嫌だなぁ、うーん、わかった、さくっと先に読んでみてからその感想をちょいちょい書こうかな。

うわ、今日できりんのへや60回じゃん!!えー、よくもまぁこんなもんを…、いやいや頑張った、頑張ったぞー、褒めてあげたい、誰も褒めてくれないので自分で褒めてあげたい。

えらい!きりんさん偉い!俳句も文章も人柄もすべて好きよ、きりんさんもうすごい好き、好き好き…

ぐらい言われたい、誰か言ってくれないかね、まぁ、いいや、じゃ、ちょっくらきりんのへや読み返してみますので、しばしお待ちを…

(しばらく後)

…あぁ、涙が、辛かったのね、きりんさん、ってか僕か!?きりんさん僕じゃん!!あ~、読み返してたら、だんだんと、きりんのへやって、僕のプチ日記みたいになってたんですね、しかも大抵悲しげな…

今年のきりんのへや、自分の印象に残ってるのは、一回目の「カモン!火門集」かな、ね、六月二日にアップさるてるから、そっから半年で60回って、書いたなぁ、青鞋、面白かったなぁ

感動のけむりをあぐるトースター     青鞋

釣人のうしろ鶯キャーと鳴く

ね、何考えてたんでしょうね。

実はこの「カモン!火門集」は一度週刊俳句に送って、アップ直前で出来が気に入らないと下げて、もうちょっと手を加えた、という時間がかかったもんなんです、そしてなんであんなに時間をかけてもこんな馬鹿馬鹿しい感じに仕上がるのかなぁ…

そのあとまだ終わってないんですが、「アワアワあわのせいほかな」ってのを何回かやってます、青畝も面白い

肩のへん軟らかすぎるちやんちやんこ     青畝

鶯や句碑入魂のとき叫ぶ

いやぁ、ね、何考えてたんでしょうね、どれもこれも面白くって…

阿波野青畝全句集は、気に入らない事があって、僕が村上さん家で飲んで荒れてたら、なだめるためにくださったものです、村上さんほんといつもすみません、でもいただけて良かったです。

なんだか、村上さんとあつこ姉さんは、きりんのへやの準レギュラーみたいな感じであちこちにネタを使わせていただいてます、だって面白いんですもの、いやー、すみません。

きりんのへやで一番搾り大事なのは、タイトルとマクラなんですが、一番自信作のマクラ、「テンテケテンテン展宏さん、秋の巻」で、村上さん家の宴会で松田さん(仮名)早朝に大ハシャギ、という内容なんですが、松田さんには悪い悪いと思いつつあまりに面白かったので書いてしまいました、すみません、でもまた飲みましょうね。

最近は先輩達と飲んでると、なんかへんな事言うときりんのへやに書かれますよ、とか言われるようになりました、いや、みなさん言っておきますが、悪いようにはしませんぜ、立派なマクラにしますんで僕の周りの皆様、勝手にマクラで使われても怒らないでくださいね。

実は今日実家に帰る途中でして、リアルに里帰りの途中で書いてます、今書いているのもいつ書き終わっていつアップされるのかもわかりません、きっとスピカ三姉妹は怒るけど、良いんだ、謝るんだ…、ひらに、ひらに~、いやぁ僕もさぁ色々さぁ~あ、とか言って言い訳するんだ。

あ、先日結婚したばかりの友人が、うちの主人、家で絶対愚痴らないの、偉いと思う、と言ってたな。

けっ!俺は愚痴るよ、滑稽なやつだけが辿り着ける境地もあるのさ

滑稽で思い出したけど、今年川柳も結構やったなぁ、大阪で川柳の樋口さんと遊べたのが良かったなぁ、「きりんさん、最近川柳ばっかり書いてるけど大丈夫なん?」と言われたけど…

大丈夫!きりんのへやは僕が書きたいものを書きたい順番で、俳句、短歌、川柳と書いていく場所だもん。 樋口さん、来年も遊んでくださいね、今度は東京でぜひ!

六大家って知ってっか」ってシリーズはあれで半分終わった段階なんですが、実はもう書ける資料はわりと揃ってるんですが、えーと、続きは気が乗ったら書きます、やりたい事がすんごいあって、スピカか国が僕を雇ってくれたら(雇い主のメリット少ないなぁ)もうはりきっと週七で書くんだけどなぁ、むしろ週に十回ぐらい書くけど、僕も食わないといけないからね…、それに惨めな生活から生まれる楽しさもあるはずだし、滑稽は悲しくて可笑しい 、岸本水府なんか、川柳の世界では、俳句で言うと虚子ぐらい有名なんだけど、それでもまったく知られていない、うーん、いかんと思うな、若手発掘は素晴らしい、というよりありがたい流れだけど、過去の本当はすごい作家、みたいな作品集が出れば、すごく価値があると思います、僕はふらんす堂さんの精選句集シリーズみたいな本(あれはほんと良い本です)で、梓月、龍雨、知十、最近だと友次郎や瓜人の本が出たら絶対読みたいけどなぁ、まぁ出ないよなぁ、売れないよなぁ…。

大阪に住むうれしさの絵看板     岸本水府

大阪を故郷に持つて淋しかろ

ね?良いよね、こんなに良いもんを知らないなんてモッタイナイです。

珍しく今流行ってるものもをやったのは石川美南さんの二冊の歌集(「『裏島』」「『離れ島』」、楽しかったなぁ、あれ新宿の路上で書いたんですよ、ノリノリでした

補助付きの自転車たちが駆ける夕 河田小鳥店ほのぼのと照る     石川美南

石川さんの歌集やってから、あぁ流行ってるのもたまにはきりんのへやでやっても良いなぁ、と思いました、良いものは良いんです。

今新幹線の中でビールを飲んでいます、いや~、どうしよ、早く送らないと…

短歌は島田修三さんのも結構ノリノリで書きました(「嫌になったら飲みながらホラ島田修三さんだよお」)

物憂くも梅雨ふるものか黴くさき書庫出づるとき壁ぶん殴る     島田修三

ね、無茶は美しい、みっともない事はとっても美しい。

スペシャルキリンってのやったな、あ、これもスペシャルかぁ…、自句自解とかやりました(「きりんぽろぽろ」)、あれなんていうか、俳句のタブーの一つが自句自解だと思うんです、ヤボ、みたいな、だから敢えてやってみたら、書き手本人は楽しいんですよ、これがまた。ノリノリでした。というより自分の半生がひどくて、あぁ可哀想、となんだかね、え~い、さらしちゃえ!みたいなノリでした。思うんだけどアンソロジーとか入れなかった僕みたいな人で誰かに見て欲しいと思ったら、勝手にやっちゃうのが良いよ、うん、そう。

麒麟の好きな長谷川櫂」自信あったのに、いまいち良いとも嫌とも聞かなかったのが残念…、いやぁ良いよ、僕の先生、僕が良いって言うんだから良いんだい!

うーん、目がショボショボしてきた、来年の目標っぽい事言ってみよう、
来年のきりんのへやも、
1、とにかく書く、
2、僕が愛するものだけを書く、
3、難しい事言わない、
うん、この三つで良いや、これを目標に頑張ります。

うーぬ、ここまで書いてなんだけど、こう、書いてて熱があまり出てこないなぁ、うーぬ、あ、うん、そっか、年末とかお正月の特番が微妙なのはこんな感じなのかなぁ、いやいや、たまにはこんな、お餅のような、炬燵のようなきりんのへやも良いかな。

正月はゆるゆると、過ぎたらまた過酷な週二で頑張っていこうと思います。

今読んでくださってる方、そう、あなた、好きよ、これからも頑張るから

そんじゃ、良いお年を、みんな寒いけど風邪引いちゃダメだぜベイベ

バーイ、今年ちゃん、バーイ