野口る理 プロフィール

1986年4月25日 鳥取県生まれ徳島県育ち
現在、東京都在住
句集『しやりり』(ふらんす堂、2013)
共著『俳コレ』(邑書林)、『子規に学ぶ俳句365日』(草思社)、『天の川銀河発電所』(左右社)、『新興俳句アンソロジー』(ふらんす堂)等
修士論文「『パイドン』におけるミュートス ―プラトン哲学の再考―」

自選十句(~2015)

わたくしの瞳になりたがつてゐる葡萄
初雪やリボン逃げ出すかたちして
家にゐてガム噛んでゐる春休み
露の世や黒さまざまにチョコレート
しづかなるひとのうばへる歌留多かな
走りだす人の呼吸に蜂がゐる
雪降るかガムシロップの蓋くるん
小瑠璃飛ぶ選ばなかつた人生に
パイナップルジュース一口これは陽射し
此の世とは私たちの世泳ぎ来よ

定期講座

《くるり》毎月第三木曜 10:00‐12:00 (最寄駅=荻窪)
お問い合わせ→スピカ

《俳句日和》毎月第三土曜 10:30-12:30 (最寄駅=川崎)
お問い合わせ→よみうりカルチャー川崎校

最近の主な仕事(出演・シンポジウム・選句など) →2021年以前のものはこちら

・「俳句甲子園フェス」審査員(2024.2.11)
・俳句甲子園関東地区練習会審査員(2024.1.8)

・第6回『稲畑汀子俳句集成』読書会ゲスト(2023.12.3)
・第60回現代俳句全国大会「学生の部」選者(授賞式2023.11.3)
・イマココ現代俳句スピーカー(2023.10.11)
・よみうりカルチャー自由が丘校「俳句が丘」講師(2023.10-12)
・よみうりカルチャー川崎校「夏休み子ども俳句教室」講師(2023.7.29)
・第26回松山俳句甲子園地方予選・東京会場審査員(2023.6.11)
・NHKラジオ第一「文芸選評」選者出演(2023.6.3)
・俳句甲子園関東地区練習会審査員(2023.1.29)

・現代俳句協会主催「第3回センバツ!全国高校生即吟俳句選手権」トーク司会出演(2022.9.4)
・第25回松山俳句甲子園地方予選・東京会場審査員(2022.6.12)

最近の主な仕事(雑誌・新聞・ウェブなどへの寄稿) →2021年以前のものはこちら

・「俳句四季 4月号」(東京四季出版、2024)〈特集 働く人の俳句〉に小文「女将・真砂女」寄稿

・「現代俳句 12月号」(現代俳句協会、2023)〈百景共吟より二句鑑賞〉に鑑賞文寄稿
・「俳句 12月号」(KADOKAWA、2023)〈クローズアップ作品7句〉に「家」7句と小文寄稿
・「第26回俳句甲子園公式作品集」(書肆アルス、2023)東京第2会場最優秀句の鑑賞文寄稿
・「ねじまわし 7号」(ねじまわし、2023)に随筆「神野紗希人物評―――光を信じる人」寄稿
・「現代俳句 11月号」(現代俳句協会、2023)〈百景共吟より二句鑑賞〉に鑑賞文寄稿
・「現代俳句 10月号」(現代俳句協会、2023)〈百景共吟より二句鑑賞〉に鑑賞文寄稿
・「NHK俳句 9月号」(NHK出版、2023)〈NHKラジオ文芸選評〉に15句選とイチオシ作品鑑賞寄稿
・「俳句四季 8月号」(東京四季出版、2023)〈今月の華〉にグラビア、愛蔵品紹介、小文寄稿
・「徳島文學 第六号」(徳島文学協会、2023)巻頭俳句「あたたかき短調」15句寄稿

・「俳句四季 1月号」(東京四季出版、2022)〈特集・俳句の未来予測〉に小文寄稿
・『安井浩司読本Ⅱ 諸子百家による安井浩司論』(金魚屋プレス日本版、2022)一句鑑賞寄稿
・「俳句年鑑 2023年版」(角川文化振興財団、2022)〈諸家自選五句〉に旧作5句寄稿
・「現代俳句 12月号」(現代俳句協会、2022)〈セン俳!特集〉に小文寄稿
・「週刊俳句 第805号」(2022.9.25)「タイガーモノローグ」40句寄稿
・「詩歌の森 94号」(日本現代詩歌文学館、2022)小文「敗北と詩」寄稿

最近の主な作品掲載(使用・引用・鑑賞・批評・言及など) →2021年以前のものはこちら

・「こんちえると 74号」(こんちえると、2024.1)に吉川拓真氏による句集『しやりり』評
・「俳句の日めくりカレンダー2024」(新日本カレンダー)に〈春泥を拭ふ軍手やここも宇宙〉採録
・「現代俳句協会カレンダー2024」(現代俳句協会)に〈曖昧に踊りはじめる梅見かな〉採録

・「俳句年鑑 2024年版」(KADOKAWA、2023)「年代別2023年の収穫」に恩田有布子氏による鑑賞
・「NHK俳句 8月号」(NHK出版、2023)「子どもといっしょに俳句のじかん」に〈看板のぢぢぢと灯り涼新た〉鑑賞
・「河北新報」(2023.6.16)「秀句の泉」に永瀬十悟氏による〈吾のせゐにされたし夏のかなしみは〉鑑賞
・『暮らしの歳時記365日』(毎日新聞出版、2023)に〈初雪やリボン逃げ出すかたちして〉〈家にゐてガム噛んでゐる春休み〉採録
・「現代俳句協会カレンダー2023」(現代俳句協会)に〈もうなにもしばらぬ虹となりにけり〉採録

・「俳句年鑑 2023年版」(角川文化振興財団、2022)「年代別2022年の収穫」に広渡敬雄氏による鑑賞
・『俳句いまむかし みたび』(毎日新聞出版、2022)に坪内稔典氏による〈朝寝せよ永遠は切り刻むもの〉〈河豚洗ふために水また水また水〉鑑賞
・「河北新報」(2022.6.10)「秀句の泉」に永瀬十悟氏による〈かたつむりゐなくなるまでゐてやれず〉鑑賞
・「俳句 2月号」(角川文化振興財団、2022)「俳句水先案内人」に小川軽舟氏による〈うぐひすや博物館の庭広く〉鑑賞
・「NHK俳句 1月号」(NHK出版、2021)「巻頭名句」に池田澄子氏による〈しづかなるひとのうばへる歌留多かな〉鑑賞

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